月: 2026年8月
先日、TREKの新型Domaneの発表・試乗会へ行ってきました!
今回試乗できたのは、Domane SL 4 / SL 5 / SL 7 / SLRなど。
長年Domaneを象徴してきた「IsoSpeed」がなくなるなど、今回はかなり大きなモデルチェンジです。
スペックの詳しい説明だけでは分かりにくいので、今回は実際に見て、乗って感じたことを中心にご紹介します。

IsoSpeedがなくなった、新しいDomane
新型を見て、まず気になるのがIsoSpeedの廃止だと思います。
IsoSpeedは長年Domaneを象徴してきた機構であり、快適性の高さを分かりやすく感じられる特徴でもありました。
(前作に採用されていたダウンチューブ内のストレージも、新型ではなくなっています。)
一見すると「装備が減った」とも見えます。
でも、実際に乗ってみると印象は少し違いました。
よりシンプルに、より軽く、そして走りが洗練された。
今回のモデルチェンジは、そんな印象です。

新型は35Cタイヤを標準装備し、最大40mmまで対応。
IsoSpeedだけに頼るのではなく、フレームやシートポスト、タイヤなど、バイク全体で快適性を作る方向へ進化しています。
乗ってみると、想像以上に軽快。

実際に試乗して最初に感じたのは、
「Domane、かなり軽快になったな」
ということ。
快適なのはもちろんですが、ペダルを踏んだときの反応が以前より分かりやすくなっています。
IsoSpeedを廃止しながら快適性を大きく損なわず、軽さや反応の良さが増した事が大きな要因かなと!
もちろん乗り心地には個人差がありますが、実際に乗って感じたのは、
「快適性のために何かを追加する」のではなく、「シンプルにしても快適に走れるようになった」。
ということ。
何かを足すことで進化するのではなく、必要がなくなったものを減らせるのも技術の進歩。
ここが新型Domaneの面白いところだと思います!
Madoneとは、ちゃんと違う。

(CRAFTオーナーのMadone SLR)
“新型Domane試乗会前に、愛車のMadoneに乗ってから現地に向かいました”

新型Domaneはかなり軽快になりました。
ただ、Madoneのようになったわけではありません。
むしろ乗り比べて感じたのは、
DomaneとMadone、それぞれの個性がより鮮明になったこと。
速さ、エアロ性能、登りでの軽快さ。
そこに魅力を感じるなら、Madoneはやっぱり良いバイクです。

一方のDomaneは、
ロングライドをしたり、荒れた舗装路を走ったり、ときには未舗装路へ入ってみたり。
一台でいろいろな場所へ走りに行ける。
ここが大きな魅力です。
DomaneはMadoneの代わりではないし、MadoneもDomaneの代わりではない。
どちらが上というより、
「その自転車で何をしたいか」
で選んでもらうのが一番だと思います。
個人的に好印象だった「SL 7」

今回乗った中で、特に印象に残ったのがDomane SL 7。
SRAMの1×13速を採用したモデルです。
フロントディレーラーがなく、チェーンリングは1枚。
見た目も操作もシンプルです。

実際に乗ってみても、この潔さが新型Domaneによく似合っていました。
シンプル・イズ・ベスト。
IsoSpeedやストレージをなくし、よりシンプルになった新型Domaneのコンセプトにも合っているように感じます。
個人的にもかなり好きな組み合わせでした。
SL 5なら、Madoneとも悩んでほしい。

価格帯を考えると、Domane SL 5とMadone SL 5で悩む方も多いと思います。
ここは、ぜひ悩んでください(笑)
軽快さや登り、エアロロードらしいデザインにピンとくるならMadone。
Madoneも最大32Cのタイヤを装着できるので、タイヤや空気圧を工夫すれば意外と幅広く楽しめます。
一方、

ロングライド、荒れた舗装路、未舗装路まで含めて遊びたいならDomane。
この辺りはカタログだけを見て決めるより、
「普段どこを走っているのか」
「これから何をしてみたいのか」
まで含めて考えた方が、後悔のない一台を選べると思います。
ここはぜひ店頭でご相談ください。
CRAFTおすすめは「Domane SL 4」

そして今回、特に注目しているのがDomane SL 4です。
カーボンフレームの新型Domaneを30万円前半から選べるのは、かなり魅力的だと思います。
これからロードバイクを始めたい方。
アルミロードからカーボンへステップアップしたい方。
そんな方にもおすすめしやすい一台です。

最初はそのままたくさん乗って、必要になったらタイヤやホイールを変えていく。
自分の楽しみ方に合わせて育てていく。
そんな付き合い方もできるモデルです。
これまでのDomaneも、大切に。

新型Domaneは確かに進化しています。
軽くなり、シンプルになり、走りも洗練されました。
でも、新型が登場したからといって、これまでのDomaneの価値がなくなるわけではありません。

IsoSpeedもダウンチューブストレージも、従来のDomaneだからこそ持っている魅力です。
これまでのDomaneが積み重ねてきたものがあって、その先に今回の新型があります。
だから、すでにDomaneに乗っている方には、
今の愛車をこれからも大切に楽しんでいただきたいと思います。
そして、これからロードバイクを選ぶ方には、よりシンプルに、軽快になった新しいDomaneも知っていただきたい。
新型だから良い、旧型だから悪い。
そんな単純な話ではなく、それぞれに良さがあります。
どこへ走りに行きたいですか?

SL 4からSLRまで乗ってみて感じたのは、
新型Domaneは「快適なロードバイク」というだけではなくなった。
ということ。
軽快に走れて、長距離も走れて、路面を選ばず遊べる。
それでいて、構造は以前よりシンプルになりました。

MadoneにはMadoneの良さ。
DomaneにはDomaneの良さがあります。
大切なのはスペックだけではなく、
その一台で、どこへ走りに行きたいか。
CRAFTではサイズやグレードだけでなく、普段の走り方や、これからやってみたいことまで伺いながら一台をご提案しています。

新型Domaneが気になっている方。
Madoneと悩んでいる方も、お気軽にご相談ください。

この度発売された「マウンテンバイク “脱初級者”を目指す人のための本」にて、メカニック部門を担当させていただきました。
今回担当したのは全14ページ。
MTBのチューブレスタイヤや洗車・メンテナンスなど、マウンテンバイクを安全に、長く楽しむために知っておきたい基本について解説しています。
普段の現場でやっていることを、一冊の本に

今回ご紹介している内容の多くは、CRAFTで普段行っている整備や、お客様への納車・メンテナンスの際にお伝えしていることがベースになっています。
例えばチューブレスタイヤひとつを取っても、正しい組み付けはもちろん、空気圧やシーラントの管理、タイヤの状態などによって走りやすさや安心感は変わります。

洗車も、単純に自転車をきれいにするだけではありません。
車体を確認しながら作業することで、消耗や緩み、不具合などに早く気付くきっかけにもなります。
MTBはフィールドで実際に使う道具だからこそ、日頃のメンテナンスやセッティングも大切です。
実際に走ることと、整備すること
CRAFTでは、販売や整備だけでなく、実際にマウンテンバイクでフィールドを走ることも大切にしています。
トレイルライドやイベント、レースなどで実際に走ることで分かること。
そして、日々さまざまな自転車を整備することで分かること。
その両方の経験を、普段の整備やセッティング、お客様へのご提案に活かしています。
今回の14ページも、そうした日々の経験をもとにまとめていただきました。
MTBをもう一歩楽しみたい方に
本誌ではメカニックだけでなく、トレイルライド・エンデューロ・ダウンヒルを楽しむための基本や、ライディング、セッティングなども幅広く紹介されています。
これからマウンテンバイクを始めたい方はもちろん、
「もう少し上手く乗れるようになりたい」
「自分でも基本的なメンテナンスを覚えたい」
「MTBのことをもう少し深く知りたい」
そんな方にも楽しんでいただける一冊だと思います。
書店などで見かけた際は、ぜひ手に取ってみてください。
今回このような機会をいただけたことに感謝しつつ、これからもCRAFTでは、実際のフィールドで得た経験を日々の仕事に還元していきます。
実走で得た経験を、一台一台に。
ショップで購入する価値は、”購入後”にこそ現れます。
今回は、ロードバイクのShimano Di2に関する保証対応をご紹介します。

お預かりした車体は、走行中にフロント変速のみ操作できなくなるという症状が発生。
まずはE-TUBE PROJECTを使用して各部を診断し、不具合箇所を特定。
原因は**左STIレバー(ST-R8170-L)と判断し、メーカー保証申請を行いました。
無事に保証が認められ、新品へ交換となりました。
保証交換は「部品交換」だけでは終わりません。
「新品のSTIレバーが届いたので交換して終了」
実際はそう簡単ではありません。


STIレバーを交換するには、ブレーキホースを取り外す必要があります。
そのため、
・ブレーキホース脱着
・オリーブ・インサート交換
・ブレーキオイル交換
・ブリーディング作業
・Di2ペアリング
・E-TUBEによる診断
・変速調整
ここまで行って初めて、お客様へ安心してお返しできる状態になります。
実は、メーカー保証では対応されないものがあります。

今回保証対象となったのは、
STIレバー本体のみ。
一方で、交換作業に伴って発生するものは、基本的にメーカー保証の対象外です。
例えば…
- STIレバー交換工賃
- ブレーキブリーディング工賃
- ブレーキオイル
- オリーブ・インサート
- ブレーキホース(長さが足りなくなった場合)
- バーテープ(再利用できない場合)
- バーテープ交換工賃
こうした費用は、メーカー保証とは別に発生する可能性があります。
保証=すべて無料、というわけではありません。
CRAFTオーナー様へのサポート

今回の車体はCRAFTでご購入いただいたオーナー様の一台でした。
そのため、
今回必要となった
・ブレーキオイル代
・ブリーディング作業工賃
については、CRAFTのアフターサービスとして無償対応させていただきました。
「メーカー保証」と「ショップサポート」は、それぞれ役割が異なります。
だからこそ、購入後も安心して乗り続けていただけるような環境づくりを大切にしています。
保証は「購入履歴」も重要です。

ここで、もう一つ実際にあった事例をご紹介します。
以前、新品のXTRブレーキキャリパーをお持ち込みいただいた際、取付作業中に初期不良が見つかりました。
しかし、その製品は他店で購入されたもので、購入時の領収書など購入履歴が確認できない状態でした。
ショップとしても、お客様にも実際に不具合を確認していただき、初期不良と判断できる状態でしたが、メーカー保証を進めるために必要な購入履歴を証明できず、保証対応を受けることができませんでした。
結果として、お客様には同じ製品を改めてご購入いただくという、非常に残念な結果となってしまいました。
もちろん、このケースではお客様にも実際に不具合をご確認いただけたため、ご理解いただくことができました。
しかし、もしショップだけが「初期不良」と判断し、お客様が納得できない状況だった場合は、さらに難しい問題へ発展する可能性もあります。
だからこそ、CRAFTではルールを設けています。
このような経験から、
CRAFTでは基本的に、
購入履歴が確認できない新品部品のお持ち込み取付はお受けしておりません。
これは、お客様を疑うためではありません。
万が一初期不良や保証案件が発生した際、
誰も困らない状態を作るためのルールです。
「どこで買うか」は、「その後」を選ぶことでもあります。

ロードバイクやマウンテンバイクは、
購入して終わりではありません。
定期点検。
メンテナンス。
修理。
そして、万が一の保証対応。
購入後に初めて分かるショップの役割があります。
CRAFTでは、自転車を販売するだけでなく、
“安心して乗り続けられる一台”
をお届けすることを大切にしています。
何かあった時に、
「まずCRAFTへ相談してみよう。」
そう思っていただけるショップであり続けたいと思っています。
いつもCRAFTをご利用いただき、誠にありがとうございます。
8月の営業スケジュールをご案内いたします。
夏季休業に加え、イベントでのお客様サポートに伴う臨時休業がございますので、ご来店をご予定のお客様は営業日をご確認いただけますと幸いです。
8月の営業について

【夏季休業】
8月11日(火)〜15日(土)
【振替営業】
8月16日(日)
※第3日曜日を振替営業いたします。
【臨時休業】
8月21日(金)〜23日(日)
※イベントお客様サポートのため
営業日の詳細につきましては、掲載の営業カレンダーをご確認ください。
店舗営業日以外も、お客様のために

CRAFTでは、店舗営業日以外も、お客様へより良いサービスをお届けするための活動を行っています。
イベント帯同やライドサポートを通じて実際の走行環境に触れ、ライダーの悩みや機材の使われ方を現場で確認することは、日々の整備や修理、バイク選びのご提案にもつながっています。

店舗を閉める日はありますが、その時間もCRAFTにとっては、お客様へ還元するための大切な時間です。
ご来店をご予定のお客様へ
8月は営業日が通常と異なる週がございます。
メンテナンスや修理、自転車のご相談などをご希望のお客様は、お早めのご予約・ご相談がおすすめです。
ご来店前に営業カレンダーをご確認いただき、ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせください。
最後に

暑さが続く季節ですが、安全で快適なサイクリングを楽しむためにも、愛車の点検・メンテナンスはぜひお任せください。
8月も、一台一台、一人ひとりのお客様と丁寧に向き合いながら、皆さまのサイクルライフをサポートしてまいります。
今月もCRAFTをどうぞよろしくお願いいたします。

